WEBデザインで「色」を指定するには?【カラーコードの基礎を解説】

Web サイトに使う文字や背景の色を変えたいんだけど、どうやって色を指定すればいいんだろう…

 

と気になっている人もいるでしょう。

そこで、この記事では下記の内容を解説していきます。

この記事で分かること

  • Web サイトで表示させる「色」の基礎
  • 文字に色をつける方法
  • 色を探すのに便利なサイト

 

Web サイトを始めたばかりの頃は、いったいどのようにして「色」を指定するのか普通は分からないと思います。

でも原理さえ理解すれば全く難しいことではないので、しっかりと覚えておきましょう
 

それでは、解説をスタートします。

Web サイトで表示する「色」の基礎

WEBデザインの色

 

Web 上では、色を表示する方法が主に3つ存在します。

色を表示する方法

  • 英語で色を表記(140 色のみ)
  • RGB 値を 16 進数で表記
  • RGB 値を 10 進数で表記

ちょっと見慣れない単語が出てきたと思いますが、これからちゃんと解説します。

英語で色を表記(140 色のみ)

基本中の基本となる色は、英語表記で指定することができます。
 

指定できるのは 140 色のみで、これらのことを「カラーネーム」とも言います。

どんな色が「カラーネーム」なのか、紹介しておきましょう。

カラーネーム

black
#000000
dimgray
#696969
gray
#808080
darkgray
#a9a9a9
silver
#c0c0c0
lightgray
#d3d3d3
gainsboro
#dcdcdc
whitesmoke
#f5f5f5
white
#ffffff
snow
#fffafa
ghostwhite
#f8f8ff
floralwhite
#fffaf0
linen
#faf0e6
antiquewhite
#faebd7
papayawhip
#ffefd5
blanchedalmond
#ffebcd
bisque
#ffe4c4
moccasin
#ffe4b5
navajowhite
#ffdead
peachpuff
#ffdab9
mistyrose
#ffe4e1
lavenderblush
#fff0f5
seashell
#fff5ee
oldlace
#fdf5e6
ivory
#fffff0
honeydew
#f0fff0
mintcream
#f5fffa
azure
#f0ffff
aliceblue
#f0f8ff
lavender
#e6e6fa
lightsteelblue
#b0c4de
lightslategray
#778899
slategray
#708090
steelblue
#4682b4
royalblue
#4169e1
midnightblue
#191970
navy
#000080
darkblue
#00008b
mediumblue
#0000cd
blue
#0000ff
dodgerblue
#1e90ff
cornflowerblue
#6495ed
deepskyblue
#00bfff
lightskyblue
#00bfff
skyblue
#87ceeb
lightblue
#add8e6
powderblue
#b0e0e6
paleturquoise
#afeeee
lightcyan
#e0ffff
cyan
#00ffff
aqua
#00ffff
turquoise
#40e0d0
mediumturquoise
#48d1cc
darkturquoise
#00ced1
lightseagreen
#20b2aa
cadetblue
#5f9ea0
darkcyan
#008b8b
teal
#008080
darkslategray
#2f4f4f
darkgreen
#006400
green
#008000
forestgreen
#228b22
seagreen
#2e8b57
mediumseagreen
#3cb371
mediumaquamarine
#66cdaa
darkseagreen
#8fbc8f
aquamarine
#7fffd4
palegreen
#98fb98
lightgreen
#90ee90
springgreen
#00ff7f
mediumspringgreen
#00fa9a
lawngreen
#7cfc00
chartreuse
#7fff00
greenyellow
#adff2f
lime
#00ff00
limegreen
#32cd32
yellowgreen
#9acd32
darkolivegreen
#adff2f
olivedrab
#6b8e23
olive
#808000
darkkhaki
#bdb76b
palegoldenrod
#eee8aa
cornsilk
#fff8dc
beige
#f5f5dc
lightyellow
#ffffe0
lightgoldenrodyellow
#fafad2
lemonchiffon
#fffacd
wheat
#f5deb3
burlywood
#deb887
tan
#d2b48c
khaki
#f0e68c
yellow
#ffff00
gold
#ffd700
orange
#ffa500
sandybrown
#f4a460
darkorange
#ff8c00
goldenrod
#daa520
peru
#cd853f
darkgoldenrod
#b8860b
chocolate
#d2691e
sienna
#a0522d
saddlebrown
#8b4513
maroon
#800000
darkred
#8b0000
brown
#a52a2a
firebrick
#b22222
indianred
#cd5c5c
rosybrown
#bc8f8f
darksalmon
#e9967a
lightcoral
#f08080
salmon
#fa8072
lightsalmonn
#ffa07a
coral
#ff7f50
tomato
#ff6347
orangered
#ff4500
red
#ff0000
crimson
#dc143c
mediumvioletred
#c71585
deeppink
#ff1493
hotpink
#ff69b4
palevioletred
#db7093
pink
#ffc0cb
lightpink
#ffb6c1
thistle
#d8bfd8
magenta
#ff00ff
fuchsia
#ff00ff
violet
#ee82ee
plum
#dda0dd
orchid
#da70d6
mediumorchid
#ba55d3
darkorchid
#9932cc
darkviolet
#9400d3
darkmagenta
#8b008b
purple
#800080
indigo
#4b0082
darkslateblue
#483d8b
blueviolet
#8a2be2
mediumpurple
#9370db
slateblue
#6a5acd
mediumslateblue
#7b68ee

 

これら 140 色を使う場合は、英単語を指定することで色を表示できるようになります。

オトマミ

ただ1点だけ注意があって、古いブラウザになると色が正しく表示されないことがあります。

 

RGB 値を 16 進数で表記

まずは、RGB 値の説明から…

光の三原色」を聞いたことがあるかもしれませんが、R(赤)、G(緑)、B(青)の濃淡の組み合わせによって色を指定したのが RGB 値になります。
 

それを 16 進数で指定する場合は、

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

の 16 個の英数字を使います。

16 進数で色を表示する方法

16 進数を用いて色を表示する場合には、「#」を最初に表示してから「6 桁」の英数字を指定する形になります
 

先ほどのカラーネームの表にも記載しておきましたが、例として「赤」を指定したい場合は「#ff0000」となります。
 

実は、この並びはバラして考えると分かりやすくなります。

この 6 桁の数字は 3 つに分けることができて、最初の 2 桁が「赤」、真ん中の 2 桁が「緑」、そして後ろの 2 桁が「青」の色を表現します。

WEBデザインの色

 

そして、その 2 桁の中で 0 から F の英数字を使ってそれぞれの色の濃さを調整します。

すると、組み合わせパターンが 256 通り作れることになるんです。
 

そして区分ごとに 256 通りとなるので、これが 3 つあると考えると約 1670 万色も作れるという計算になります。

RGB 値を 10 進数で表記

16 進数の方法を理解すれば、10 進数はとても簡単です。

10 進数は、0 から 255 までの数字だけを使って色を表現していきます

10 進数で色を表示する方法

10 進数のときは、3 つの数字の塊を 2 つの「 .(ピリオド)」で区切ります。

WEBデザインの色

 

これも先ほどの 16 進数の時の考え方と一緒で、最初の数字が「赤」、真ん中の数字が「緑」、最後の数字が「青」を表現します。
 

例えば、「赤」のときは「255.0.0」になります。

つまり、16 進数でも 10 進数でも基本的な指定方法は同じってことですね。
 

10 進数を使うケース
HTML では 16 進数で指定する方法が一般的で、10 進数は CSS で色を指定する時によく利用されます。もちろん、CSS でも 16 進数を使って OK です。

HTML で文字の色を変える方法

WEBデザインの色

 

色を指定する方法を 3 つ紹介しましたが、基本的にはどれを使っても OK です。

ただ、HTML で文字の色を変える時は「16 進数」で指定するのが一般的です

16 進数で赤を指定する場合

16 進数で文字を赤色にする場合は、このような記述になります。

16 進数

<font color="#ff0000">赤色</font>

font 属性のタグを利用して、color で指定します。
 

10 進数で赤を指定する場合

HTML ではあまり使いませんが、10 進数を使うとしたらこのように記述します。

10 進数

<span style="color: rgb(255,0,0)">赤色</span>

10 進数のときは、span 属性で style を指定します。
 

カラーネームで赤を指定する場合

カラーネームでも、もちろん赤色は指定することができます。

カラーネーム

<font color="red">赤色</font>

 

どの方法を使っても、赤色と表現されるはずです。

色を探すのにおすすめのサイト

WEBデザインの色

 

色を指定する基礎を紹介してきましたが、「赤を表現する 16 進数は #ff0000」というふうに色のデータを覚える必要は全くありません。

16 進数、10 進数、カラーネームを紹介してくれているサイトがあるので、色を使いたくなった時にだけ確認する程度で OK です。

原色大辞典

WEBデザインの色

 
>> https://www.colordic.org/

色を調べるなら、この「原色大辞典」だけ知っていれば OK というくらいのサイトです。

カテゴリー分けされているので見やすく、サイトにあった色を選びやすいです。

Peko Step

WEBデザインの色

 
>> https://www.peko-step.com/tool/colorchart.html

表示されている色から探すのではなく、自分で色を調整しながら「16進数」と「10進数」を確認できる「Peko Step」の「WEBカラーチャート」。

彩度を調整したりしながら、自分の欲しい色を作って確認できるので便利です。

Google

WEBデザインの色

 
これは補足的な情報なんですが、Google 検索で「16進数」を入力すると何の色なのかを教えてくれます。

もっと言うと、色を教えてくれた画面で色を調整すると自分の欲しい色を作れますし、「10進数」などの他の表現方法もちゃんと教えてくれます。

まとめ:色を使って素敵なサイトを

以上で、WEBデザインで「色」を指定する方法とカラーコードの基礎を解説しました。
 

16 進数ではどのように入力すれば良いのかなんてのは覚える必要はなく、システムだけ理解してしまえばなんてことなかったと思います。

あとは、サイト全体の色を変えたり、文字や背景などを変えて楽しんでみてください。